「人・組織のPotentialに向き合い続ける」
TENTIALの組織作りの原点
プロフィール
山口 悠
企業の成長を支えているのは、仕組みや戦略ではなく“人の可能性”です。
TENTIALで人と組織に向き合う山口悠さんは、短期的な成果よりも「人が持つポテンシャルをどう引き出すか」を起点に人事の仕事を全うしてきました。一人ひとりの意志や成長に丁寧に寄り添う姿勢は、当社が掲げる「人類のポテンシャルを引き出す」というミッションそのもの。
もともとは営業や事業開発といった業種からキャリアをスタートさせた山口さん。現在は人事として組織づくりに関わりながら、「人のポテンシャルを最大限に発揮できるような人間になりたい」とも語ります。そんな山口さんに、TENTIALの強さの秘訣について伺いました。

事業サイドから人事へ。人と組織に惹かれ続けてきたキャリア
──これまでのキャリアについて教えてください。
山口:上場企業含むIT /人材系企業で営業や新規事業開発に携わった後に人事に職種転換しました。事業サイドで成果を出すことにやりがいを感じながらも、組織全体のパフォーマンスを高めるには“人の力”が欠かせないと痛感したのです。
前職のSaaS系のHRTech企業では人事責任者をつとめ、TENTIALが5社目になります。常に「事業と組織をどう結びつけるか」をテーマに働いてきました。
──組織づくりに関心を持ったきっかけは何だったのでしょうか。
山口:学生時代に部活でキャプテンを務めた経験が大きいです。チーム全体をまとめる中で、「戦略よりも人の心の動かし方が勝敗を分ける」と痛感しました。当時読んだ名著『人を動かす(デール・カーネギー著)』も印象的で、「人が力を発揮する仕組みづくり」に強く惹かれるようになりました。
社会人になって営業や新規事業開発の立場から事業を推進するようになり、その考えがより強くなったのです。
──事業サイドから人事へ転身して、どんな変化を感じましたか。
山口:事業の最前線にいた頃は、数字や結果を追うことが中心でしたが、人事になると「その成果を出すための環境を整える」視点に立つことになります。組織づくりは地味で時間がかかりますが、人や仕組みが噛み合った瞬間の成長スピードは圧倒的です。その瞬間に立ち会えるのが人事の醍醐味だと感じています。
事業を理解しているからこそ、人事の施策が成果に直結する実感を得られるのも、自分にとって大きなやりがいです。
──人事以外の経験は、現在のTENTIALでの仕事にどう活きていますか。
山口:事業経験があることで、「人事として何をやりたいか」ではなく「事業の成長にとって何が必要か」を判断軸にできています。
制度や採用の話をするときも、常に「この施策は現場にどんな影響を与えるか」「成果を生むために何を変えるべきか」という視点で考えられており、結果として、人と組織の両面から事業成長を支える立場を意識しています。
ミッションと人への共感。“人の可能性を信じる”文化に惹かれてTENTIALへ
──TENTIALに入社した経緯を教えてください。
山口:TENTIALに入社したのは、弊社でマーケティング本部長をしている岩松のリファラルです。前職にはやりがいを感じており、転職は全く考えていませんでしたが、TENTIALの「健康に前向きな社会を創り、人類のポテンシャルを引き出す」というミッションに強く惹かれました。
学生時代、スポーツでコンディショニングの大切さを実感していた自分には、その理念が自然に腹落ちしました。
──ミッションへの共感が大きなきっかけだったのですね。
山口:そうですね。私にとって“身体を整えること”は生きる上での基本でしたが、世の中では「ジムに行く=意識が高い」と評する風潮が強いように感じます。それを変え、身体を整えることを当たり前の文化に変えていきたいという想いがあったので、TENTIALの理念はまさに自分の価値観と一致していました。
また、事業の方向性だけでなく「人の可能性を信じる」という考え方にも共感しましたね。
──入社を決めるうえで、印象に残っているエピソードはありますか。
山口:面接で代表の中西さんをはじめ、全役員と対話する機会がありました。驚いたのは、誰と話しても「人と組織に真摯に向き合うことが、事業を伸ばす一番の近道」という考えが一貫していたことです。そのため、誰と話しても本気で「どうすれば組織をよくできるか」を議論できました。
それにより経営全体の思想として「人に向き合う」文化が根づいていると感じました。これまで多くの企業を見てきましたが、これほど“人が成長すれば事業も伸びる”という発想が根底にある企業に出会ったことがありません。
──実際に入社してみて、どんな印象を持ちましたか。
山口:想像以上に“ミッションドリブン”な組織だと感じました。中西さんは常に「この意思決定はミッションに沿っているか?」という視点で考えますし、社員も自然とその基準で動いています。事業数字を追いながらも、目的はあくまで「人のポテンシャルを引き出すこと」にある。その軸の強さが、TENTIALの一番の魅力であり強みだと思います。

「会社の成長にとって何が必要か」事業成長を軸に取り組む人事という仕事
──人事として、仕事の軸にしている考え方を聞かせてください。
山口:「人事として何をしたいか」ではなく、「会社の成長にとって何が必要か」を軸に置くことです。必要があれば、営業や店舗支援に入ることもありますし、管理部門を越えて動くこともあります。
今、自分が人事でいるのは、事業成長にとって“組織を整えること”が最重要だと考えているからにすぎません。
──組織を整えるために、大事にしていることはありますか。
山口:エゴを出さないことです。学生時代のチームスポーツの経験から学んだ考え方で、個人が目立とうとした瞬間にチームが崩れる場面を何度も見てきました。逆に、チームとしてパフォーマンスが発揮されるのは、メンバー全員が「チームのために」動いているときです。
企業も同じで、誰か一人が“自分の成果”を優先すると、組織全体の力が落ちてしまいます。だからこそ、人事としては「個人がチームの中で輝く環境」をつくることを意識してきました。私自身も、会社の成長のために必要なことはなんでもやる気持ちで仕事をしています。
──TENTIALの組織文化をどのように感じていますか。
山口:一言で言えば、“ビジョンと現実感のバランスが取れている”会社です。理想を語るだけではなく、事業として成果を出すことにもこだわる。その両立を自然にできているのが、TENTIALの強さだと思います。特に中西さんはビジョンを描くだけでなく、数値感覚や事業構造にも非常に精通していて、まさに「ロマンとそろばんの両輪」を体現している人。彼ほどそのバランスがとれている起業家は見たことがないので、本当に尊敬しています。
“人に向き合うことこそが合理的”──TENTIALから学んだ人事の在り方
──前職との違いや、TENTIALで得た学びを教えてください。
山口:前職のSaaS業界では「人が入れ替わっても事業が伸びればいい」という風潮が少なからずありました。もちろん、仕組みを整えて人に依存しないことは大切だと思います。しかし、TENTIALで学んだのは、“人と組織に向き合うことこそ最も合理的である”ということでした。
また、中西さんをはじめ、経営陣の思考に触れる中で「ミッションから逆算して考える」ことが自然と身につきました。何か施策を検討する際も、「この施策はミッション達成にどうつながるか?」という問いを起点に考えます。だからこそ、人に向き合うことは成果を出すための合理的な選択だと胸を張って言えます。
──そのような考えは、以前は持てなかったのでしょうか?
山口:私自身は以前から、人に向き合うことが大事だと思っていましたが、残念ながら全ての会社がそう考えているわけではありません。そのため、“人に向き合うなんて甘い”と言われたこともありました。TENTIALへの入社前は、その葛藤に深く悩んだこともあります。
しかし、ここでは“人に向き合うことが正しい”と真正面から言える環境があります。経営層がその姿勢を体現しているから、社員も安心して本音を語れるんです。ある意味、TENTIALが私の考えを肯定してくれて、心の底から感謝しています。
──TENTIALでの人事として、これから大切にしたいことはありますか?
山口:制度や仕組みを整えること以上に、“人と組織の関係性”に向き合い続けることです。人は環境が整えば自然と成長します。心理的安全性やフィードバックの文化を醸成し、社員が安心して挑戦できる土壌をつくる。それが、成果を生む最もシンプルで合理的な道だと思います。

人の潜在力を引き出す。目指すは“1兆ドルコーチ”のような人事
──今後の目標について教えてください。
山口:私が目指しているのは、ベストセラー『1兆ドルコーチ シリコンバレーのレジェンド ビル・キャンベルの成功の教え』で知られるビル・キャンベル氏です。アメリカで成功している起業家の多くは、彼のコーチングを受けて潜在能力を発揮し、成功をおさめました。私も人のポテンシャルを最大限に発揮できるような人間になりたいと思っています。
特にTENTIALのミッションは「人類のポテンシャルを引き出す」です。その理念を実現するためには、まず社内のメンバーが120%の力を発揮できる環境をつくることが何より重要です。制度や仕組み、関わり方で、メンバーのポテンシャルを解放できればと思っています。
──具体的にはどのような取り組みを考えていますか。
山口:一人ひとりとしっかり向き合い、話を聞くことです。そこに近道はありません。人によって考えることも違えば、課題も違います。当然ながら、テンプレート化して再現することはできません。
しかし一度、メンバーのポテンシャルを引き出し、高いモチベーションを持って働いてもらえる環境が整えば、複雑な制度やルールを作る必要はなくなります。多くの企業が導入している制度やルールは、実は「モチベーションの低いメンバーに働いてもらうため」のものです。けれども、メンバーのコンディションが良好で自律的であければ、そうした仕組みで縛る必要はないのです。
──最後に、どんな人にTENTIALが向いていると思うか聞かせてください。
山口:「人に向き合うことが正しい」と信じたい方にこそ、TENTIALの環境はあっていると思います。短期的な結果よりも、長期的な信頼を大切にできる人。そして、組織を成長させることは人を成長させることだと、本気で信じられる人にとって、ここは最高の環境です。
人事として、そして一人の人間としても、「人に向き合うことを信じたい」という想いを共有できる方と一緒に働きたいと考えます。人の可能性を信じながら、共に新しい価値を生み出していける。そんな仲間と一緒に、TENTIALの次なるステージを築いていけたら嬉しいです。