大手商社、コンサルから転身を決意
TENTIALの成長と経営を支える土台づくりを
経営企画グループ
大手商社での子会社設立や会計系コンサルファームなど10年以上のキャリアを通じて、経営を内側と外側の両方から見てきた田邊さん。財務管理から経営戦略までさまざまな専門性を携えて、1人目の専任担当として経営企画部で新たな挑戦をはじめています。TENTIALを選んだ背景や、TENTIALで働く魅力について伺いました。
大企業からの挑戦を後押ししたのは「誰とやるか」というコンセプト
大手商社からはじまったキャリア、コンサルファームを経て、私がスタートアップ企業のTENTIALへ入社を決めたのは「今やりたい仕事がそこにある」、そんなシンプルな理由からでした。 新卒から8年間勤めた大手商社では、不動産デベロッパーとして国内・海外の開発案件取得を担当するほか、海外での既存子会社の経営支援や、国内の新規事業として子会社の立ち上げに携わる機会もいただきました。経営に比較的近いポジションでしたが、知らず知らずのうちに大局的な目線が薄れ、目の前の事象をどう乗り切るかという近視眼的目線になってしまうことが多く、自分の行いは正しい方向にアラインしているのかというくすぶりが強まっていきました。ならば1度、外の立場からも経営を見てみたい。これが会計系コンサルティングファームへの転職につながっていきます。経営的な専門性を身に着けることで、正しい判断や取り得る選択肢も見えてくると考えたのです。30歳、節目の年でした。コンサルティングファームでは主にM&A関連において、事業をマネジメントする立場の方々とのディスカッションも含めて支援をさせていただきました。経営的な視野を一定、経験できたのと同時に経営的な視野に答えのような決まったものはないことも感じていました。2年半のコンサル挑戦を経て、改めて今後のキャリアをどう築いていくか自問したとき、やはり「事業をする側に身を置きたい」と思い至ったのです。これまでの財務や会計の経験からさらに広げ、経営企画や経営戦略のポジションで転職活動をした中でTENTIALを選んだ理由は2つあります。1つは、事業やミッション・ビジョンへの強い共感。そしてもう1つは直感的なカルチャーフィットでした。「誰とやるか」は、個人的に大切にしているコンセプトです。どんな人たちと目標を達成するのか、どの会社の人となら実現した喜びを感じられそうか。そこには会社の大きさといったこだわりはなく、大企業からスタートアップへと踏み出すことへの不安もありませんでした。TENTIALの面接で様々な方とお話をしていく中で、「こんな人たちと一緒に働いていきたい」と強く思うことができた。これが入社の決め手です。
組織も事業も、伸びしろは十分。経営企画として貢献する
実際にTENTIALで働いてみて率直に思うのは「良いカルチャーがあり、かつそれをもっと良くしていける余地がいくらでもある」ということです。実は入社してみて、良い意味でのギャップがありました。一般的な「スタートアップ」のイメージから、社内制度やガバナンスがもう少しカオスな状態なのではないかと想像していたのですが、入ってみると「様々なことが整っている」と感服しました。現在は経営企画部の専任担当として、財務面での予実管理や分析、およびIPOに向けた準備(※2025年1月時点)を行っています。経営企画は、会社のフェーズの変化に応じて適切な対応をしていく必要があります。特に今後はKPI設計を通じた事業のモニタリングなどの仕組みを整えていく動きも増やしていきます。組織面だけでなく、事業として取り組むマーケットについても同様に、ポテンシャルにあふれています。「ウェルネス」や「コンディショニング」の領域は今、世の中からの注目度が高まってきており、マーケットとしての市場規模も大きいです。これからさらに成長する事業領域でチャレンジをしていけることも、TENTIALならではの面白さですね。TENTIALは変化が早く、やるべきことは多いながら、必要なことも日々変わっていくフェーズにあります。大変に感じることももちろんありますが、私はこの環境をポジティブに捉えています。TENTIALなら、いくらでも自分の力を発揮していけるし、組織にしても事業にしても、伸びしろがどの方向にもあるからです。
間に落ちそうなボールを自ら拾いに行ける人になる
私自身は早くメンバーの顔を覚えたいので基本的に出社しています。一方、育児のために途中で抜けさせてもらうことも多く、勤務期間の流動性やリモートがしやすい環境などを含めて、柔軟に働く仕組みが整備されています。一緒に働くメンバーの仕事への向き合い方もTENTIALの魅力です。皆さん前向きで、一方ではストイック、誰もがオーナーシップを持って仕事をしています。何より強く感じたのは、ミッション・ビジョン・バリュー(MVV)をそれぞれのメンバーが認識して体現していること。皆が同じ目線で仕事に取り組めている組織は強いと感じます。MVVの浸透度は、少なくとも私が見てきた中ではTENTIALが一番です。TENTIALに適した人を言葉で表すなら「明確になっていない業務も楽しんで遂行できる人」。Dynamicに変化していくTENTIALでは、ジョブディスクリプション(職務内容)が明確になっていない業務もどんどん生まれます。そのボールが役割と役割の間に落ちそうになったときに、自ら業務範囲を染み出して巻き取っていける人。自分の役割範囲外だから我関せずではなく、柔軟に対応して、かつそれを楽しんでいける人こそやりがいを持てる環境です。
拡大する組織を「仕組み」の面で支えていきたい
これからしていきたいことは、組織の規模が大きくなっても、メンバー同士が同じ方向へ向かっていける環境を仕組みとして作っていくことです。TENTIALは今後、事業の規模や範囲が拡大し、それに伴って組織の規模も大きくなるでしょう。今はどの部署に誰がいて何をしているのか、互いの顔を見て仕事ができるので足並みを揃えやすいステージにありますが、今後も同じとは限りません。 拡大・成長する会社に必要なのは、各組織が同じ方向に向かって進める土台です。例えば会社の全体的な方向性に紐づいた個人の目標設定、他部署との意思疎通のすり合わせにおいても、仕組みを通してメンバーの足並みが自ずと揃うよう、調整していく必要があります。社内には同じ課題感を持つメンバーもいますので、うまく巻き込み、協力し合いながら、激しく変化していく組織を支えていきたいです。