コンディショニング産業の先駆者として、社会を設計する面白さ Buddy

コンディショニング産業の先駆者として、社会を設計する面白さ

舟山 健太 執行役員CRO (R&D)
ウェルネスイノベーション本部長

2022年5月、約5万人のメンバーが働く大手製薬企業から社員数40名ほどのTENTIALへと転職をした舟山さん。研究員として培った知見を活かし、執行役員CRO(R&D)としてTENTIALの研究開発を牽引しています。そんな舟山さんがTENTIALに入社した背景には「コンディショニング」にかける強い想いがあったそうです。

会社の方向性と自分がやりたかったことが100%一致した

「病気になった人を救うこと」もやりがいはあるけれど、「まだ病気になっていない人の健康に寄り添うこと」に挑戦したい。ビジネススクール在学中に「人生で何を成し遂げたいのか」を何度も問われた結果、自分が辿り着いた答えです。才能や実力があるにもかかわらず、健康面の問題から自身のポテンシャルを十分には発揮できずにいる。そのような人の姿を見て、もどかしく感じることが何度もありました。私自身、大学院生時代に健康を度外視して研究に没頭した結果、長期間のガス欠状態に陥った経験があります。幼少期からアスリートとして活動してきたからこそ、コンディショニングが自身のパフォーマンスに大きな影響を与えることも実感してきました。コンディショニングによってポテンシャルを発揮できる人が増えれば、社会全体がもっと元気になるはず。今ではその考えが自分の軸になっています。私は大手製薬会社で研究者として創薬研究に携わった後、社長室で社長のサポート業務を担当しました。刺激的な毎日はあっという間に過ぎ去り、気が付けば2年間の任期も終わりに近づいた頃、今後のキャリアでやりたいことを改めて考えてみました。そこで頭に浮かんだのが「コンディショニング」でした。製薬会社での仕事にやりがいは感じていましたし、何より前職が好きだったので、同業他社にいくことは考えませんでした。転職するとしたら、コンディショニングに取り組んでいる会社しかない。そこでGoogleで「コンディショニング 会社」と検索していろいろな会社を調べていた時、目に留まったのがTENTIALでした。「健康に前向きな社会を創り、人類のポテンシャルを引き出す。」という会社のミッションやビジョン。アスリートを始めとした専門家の知見やコンディショニングのノウハウを日常生活に活用するというアプローチ。TENTIALの考え方は、自分自身が思い描いていたコンディショニングのかたちと100%一致すると感じました。代表の中西との会話の中で印象的だったのは、ミッションを大切にしていく上でエビデンスがある商品を出していきたいと話していたことです。研究者として働いてきた自分であれば、この会社でバリューも出せるだろう。こうして私は1社限りの転職活動を終え、TENTIALで次の挑戦をすることを決意しました。

TENTIALが目指すのはアパレルブランドではなくコンディショニングブランド

当時のTENTIALはエビデンスを重要視する方針を掲げていたものの、社内にはR&Dやエビデンスに精通している人間は一人もいない状態でした。R&D組織の立ち上げにあたってその概念を理解してもらうことからのスタートでしたが、良い意味でギャップを感じたのが、新しい異分子を拒絶するのではなく、素直に話に耳を傾けようとする雰囲気が醸成されていたこと。ミッションへの共感度が高く、その実現に向けて本質的に考えようとするメンバーが集まっており、助け合いの精神がずば抜けていることが、TENTIALの魅力だと感じました。だからこそ、この環境を保ち続けることがこれからのTENTIALにおいても極めて重要だと思っています。製薬会社の場合、製造した薬の販売がビジネスモデルの軸になっているため、それ自体が揺らぐことはありません。一方でTENTIALの現在の主力商品は服やサンダルといった衣類です。これらの商品を売ることだけに振り切ると、健康の要素を入れなくても成長できてしまう。つまりミッションから外れていく可能性もあるわけです。TENTIALが目指しているのはアパレルの会社ではなく、コンディショニングを通じて健康に取り組む会社です。TENTIALがミッションに向き合いながら成長し続けるためにも、自分がセンターピンとなってエビデンスの重要性を唱え続けなければいけない。これが私の1番の責務だと考えています。

「コンディショニング産業」のパイオニアとして社会を設計する面白さ

現在TENTIALは「コンディショニング産業」のパイオニアとして、新しい産業を切り開く挑戦をしています。法制度に関しても、今までは「医療か、医療以外か」という観点でルールが作られてきました。その間に位置するとされるウェルネスやヘルスケアに本気で取り組んでいくには、ルールメイキングから始めなければなりません。そこに「自分たちの手で健康に前向きな社会を設計している」感覚があって、すごく面白いです。例えばTENTIALは睡眠の業界団体に加盟しています。この団体でエビデンスに基づいて開発された商品がわかるような認証制度を作りました。認証制度が浸透すれば、消費者はエビデンスを軸に信頼できる商品を選びやすくなり、エビデンスに真摯に取り組む企業が消費者から選ばれるような構造ができます。自分たちがリーダーとなって、世の中のコンディションを良くしていくための基盤を作る。このような立ち位置で仕事ができるチャンスは、そうそうないと感じています。もちろん決まった正解がない難しいチャレンジではありますが、その分だけビジネスとしての伸びしろも大きいです。健康は人類に共通するテーマですから、極端に言えばターゲットは全人類。そのくらい大きなポテンシャルを秘めた領域だと考えています。今は勝ちパターンが確立されていないため大きな産業にはなっていないものの、誰かがそのパターンを作れば、事業者も増えて市場も一層大きくなるはず。TENTIALがそれを最初に成し遂げる会社でありたいですね。

自分の天井が見えないからこそ、居心地が良い

私は「自分の可能性は決して無限大ではなく、有限である」と思って生きてきました。だからこそ、自分の可能性をできる限り使い切りたい。そんな自分にとって最高の環境がTENTIALにはあると感じています。この会社でこれからどう成長していけるのか、自分の天井が見えないからこそ居心地が良いです。健康課題を解決することと、事業を大きくしながらグローバルで社会を変えていくこと。まだまだ発展途上の会社ですが、頼もしい仲間たちと共にこの両輪を回す仕組みを作っていきたいです。
※舟山がコンディショニングの重要性に目覚めた原体験や直近のR&Dの取り組みについては以下のnoteでもご紹介しています。ぜひ合わせてご覧ください。

・なぜ大手製薬企業からTENTIALに入社エントリーしたのか?~コンディショニングへの想い~
https://note.tential.jp/n/n18ee1b7f69bb

・コンディショニングの力で健康課題を解決していく
https://note.com/kentafunayama913/n/nc02fd982f6e9